マンションの46階、海の見えるベランダから
マンションの46階、海の見えるベランダから
そこに置かれた緑の葉は水々しく、久しく眺めたその景色に愉悦を感じる。10年越しで手に入れたこの部屋は常に綺麗に保たれている。雑誌は棚にすっぽりと埋まり、手をつけられていない。上側にかぶる埃が微動だにしないせいか、年季さえもない。
周囲の者はスタイリッシュだと、都会的だと言う。なぜなら、部屋から出て行く瞬間には鍵を掛けその香りをもらさないのだから。「隠しごとは魅力を高める」「人類は批評好きだ」、この二点だけで十分に食事をこさえられる。窓を開けると波や飛行機の音がささやかに聞こえる。繊細などとは程遠い、明晰さ。音が聞こえるのはこの為。
スマートなどとはとんでもなく、貪婪で卑しい様だ。7月の蒸し暑い地上は工事中で、忙しそうにクレーンが動いている。遠くから眺めていると止まっているようでも俊敏なのである。「利益確保も売り上げもこれだと、一緒じゃん。練り直し」汗を拭うビジネスマンは電話越しに、部下に怒鳴る。
蠢く街に太陽は降り注ぐ。ビル群に反射し私はその光を浴びる。根拠や自信はほんのささいなことだ。日本画に書かれるような場所でも、泥水を啜ったような場所でも、木々は揺れ美しさを告げる。
KダブシャインさんのTwitterを読んでいて・・&「ライブの雑感」
根付く
「感性や機微により捉えてほしい作品」を「見る人の数」にメディアは集約する。
商業主義的な作品である場合、需要と供給はマッチする。資本主義社会に芸術を取り入れようとすると、少なからずそういった構造を知る。芸術は「数」ではなく、感受する物差しが基本的に「個」である。ここにマッチしない性質があるのではないか。
また、人によっては、難解、敷居が高い、生活に特に必要がないというのもあるかと思います。確かに、知的好奇心や共感する瞬間がないと興味が持てないかと。
そんなわけではありますが、k dub shineさんの記事を読んで、純粋に「正しいものが正しい形で伝わってほしいな」という感想を抱きました。
曲解した形ではなく社会に根付いてほしい。
パターンを組み合わせた、貼り付けた資本主義的土俵じゃない方の「個」としての作品が。
上のまとめを読んでいると、本質を突いたマイノリティを「面倒くさそう」的な感じで済まされているのも、、なんだかなんだか。伝える側の工夫等もございますが、文化が社会に根付いてほしい、資本主義と別にもうひとつの世界を持っている方が、個々人にとってもより豊かな人生なのじゃないかなと考えております。
話はそれますが、「個」の作品とは虚栄心が転じてという部分が多少なりともあります。その「虚栄心」は場合によってはカリスマになり得る事もありますが、破滅を及ぼす匂いもします。
(これもk dub さんがRTしていて、まさにだなぁと)
個性を超克するところにのみ生れる本当の美の領域では、虚栄心はほとんど用をなさない。
— 三島由紀夫 (@Mishima_Words) 2018年4月9日
そこではただ献身だけが必要で、この美徳は芸術家と母性との共通点だ。
虚栄心ではなくやはり献身を込めたいものです。
土曜日のライブ 雑感
久しぶりにライブをした。身体が借り物のような感覚で、自分が自分ではないような、2人いるような感じでした。
底から絞り出した言葉が出てくる。自分に落とし込めた言葉以外は出せない。日常の気持ちが凝縮される瞬間、ワンシーン。何に感謝し、何に怒り、何を恥じとするのか。人間が吐き出される、ライブ。
音源にはない「生」の体験。
それは日々の営みのようであり、普段の所作が丸出し。言葉を免罪符として使用できない。やはり、飾り立てただけでは伝わらない。しかし、ライブは楽しかった。恐ろしいことにライブを楽しいと感じたのは、初めてかもしれない。自身の表現方法を掴んできたような。自らの感性をやっと誇れそうな気がした。
視野が狭くなりそうならば、そもそも音楽が好きだという初心に帰る。その上に積み上げていく。自分は「接した人が良い風になってほしい」と思うが、その中でライブというのはどういう位置づけなのだろう。
「発信者の鬱積とした感覚の消化」と「聴く者の日々のわだかまり」の関係がプラスマイナスであればと、考えてしまうのも未熟な気が。誰の正義でもなく、もちろん自分の正義とかではなく、正しい力の使い方をしたい。
「客観性に収斂する」という座右の銘を忘れずに。与えられたものか、構築していったものか、どちらでもよく。とにかく今は曲を作って、活動的に出力。
「5/12(土) 怠惰さんのリリースパーティ」 & 「笹谷創のある目標」
怠惰 リリースパーティ
ここは一つリリースということで、先生、おめでとうございます!!
また、 auly mosquito としても初のリリースとなるので、自分たちにおめでとうございます!!
怠惰さんとは ↓↓
5/12(土)の夕方から怠惰(先生)さんのリリースパーティを行います。
場所はいつもお世話になっている蔵前4273です。盛大にできたらなーと思い、入場は無料にしました。僕はメンバーの音楽の良さを知っているので、多くの人に伝えたいのです。auly mosquitoをなんとなく惰性でやっているわけではなくて・・、(独特のゆるい空気感はそのままに)大きい会場(キネマ倶楽部とか)でauly mosquito主催の音楽祭をしたいわけでございます。
現状から見れば現実的ではありませんが、思い描かなければ、何も始まらないこと、日常をなんとなくで過ごしてしまうことを感じています。また、意志のない木に鳥は飛んでこないとも。
だからこそ、積み重ね。決して、夢見心地なわけではなく。
5/12はぜひ、お待ちしております\(^-^ )
(アフィリエイト登録しないと、i tunes のリンクを貼り付けられない事実...おーのー)
「auly mosquito(アウリーモスキート)」の歩み
1.「ちぶかが」発足
2.「ちぶかが」盆栽村にいく
3.「ちぶかが」 メンバー増殖
4.「ちぶかが」シンポジウム開催
4.「ちぶかが」BBQ前半戦
5.「ちぶかが」BBQ後半戦
6.「ちぶかが」会議
7.「ちぶかが」ミニ演奏会
8.「ちぶかが使節団」静岡へ
9.「ちぶかが」初イベント打つぞ!
10.山に「ミュージックビデオ撮影」に行ったの巻!
11.ちぶかが初イベント無事に終える!
12.ケンシロウを乳房に巻き込む!
13.まおにゃんがPV撮影を請け負ってくれた!
14.お米イベント開催でごわす!
15.堀ぐっちゃん初のMV「山頭歌」発表!
16.豊作祭のお礼と改名騒動!
17.音のロゴが完成!
18.式部ちゃんのMV完成!
19.創くんライブした!
20.KAONくんと恵比寿に行った!
21.「アウリーモスキート」忘年会!
22.健三さん、ミュージックビデオ撮影中!
23.建三さんのMV公開!!!
24.浅草サイファー始めました!!!
25.吉野の健さんと浅草へ
26.KAONくんと健三さんのライブ!!