日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

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物語の描写をどのように捉えているのか。
文字だけしか情報が与えられていない場合は、文章に沿って頭の中で状況を確認する。
描写に合わせて、状況を更新していく。その状況は鮮明にみえるものではなくて、曖昧。文字を視覚的な情報として一度、置換する。置換しないと、物語を無視して文体から感受性を引っ張ろうとする。

 

創る側において。物語をつくるとは上記の状況を逆算する。
状況を構成するための要素を用意して、配置する。その配置のバランスに作家の個性が宿るのか、知らない。"状況を構成する"と限定的にしている時点で、ある個人の全てからそぎ落とされている。つまり、物語(構成)を考えずに作った方が、深い川で泳げるのかもしれない。