日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

私的3曲ご紹介。眠る前に聴く音楽を探してみようの巻

眠る前に聴く音楽を探してみよう

 

睡眠前にSpragga Benzさんを聴くのはちと違います。

心地よい眠りにつける音楽、いわゆるヒーリングミュージックというやつか。YouTubeをひょろっと探せばバババッと出てくる。しかしまあ、無意識へと誘いまくってくれます。睡眠を調べていると「眠族音楽特集」なるものも出てきた。

めっちゃJAZZが紹介されていた。誰もがこだわりの睡眠を持っているのだろうか。朝早く起きた方が健康な気がするけど、なんとなく止まりです。眠れないときはお酒をかくらいましょう。

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睡眠とは人間にとって必要不可欠なもの。誰もが眠るけど、何時間がベストなのか。眠れない時は眠ろうと努力しないということや、自律神経整えておこう!携帯やテレビを見なさんな!など、様々な意見がある。

布団に入った瞬間に眠れるときもある。ライカのび太。一切寝付けないときもある。ノットのび太

ということで、眠る前にこれを聞けばぐっすり眠れるであろう曲をご紹介。Jimmy Londonさんの甘くて哀愁の漂う声と、土臭いゆったりとしたリズムに心が安らぎます。

 

 

UAさんの水色。深淵な眠りにつける。動画はライブバージョンですが・・。

ぐっすり眠れるどころか朝に起きれるか心配っ!!(´Д` )つ 都会暮らしでもなんだかんだ自然に生まれ変われそう。

 

そして、ナンバーワン睡眠チューンはこちらです(´Д` )つ

もはや自分の好きな歌を並べている節は否めませんが、 眠るときはアコースティックに眠りたい。ココア飲んで小さい音量でこれを流して眠る。そして、リピート。・・そして、なにこの名曲。眠る前じゃなくても聴きたい。

 

 いい睡眠はいい1日を過ごすために必要不可欠。気持ち良く眠って、気持ちのいい1日を迎えましょう!!(←誰!)

ということで、おやすみなさいませ(´Д` )つ

 

 

なんでもない1日の帰り途をふりかえり、生身の瞬間を感得しよう。

昔の人とは生身で会えない

 

岡倉天心って岡倉覚三という本名らしい。美術学校作ったという記憶が微かにあります。岡倉天心さんはプレイヤー側と思いきや、評論家の側なのね(*_*)

 

初知り。岡倉天心スマートフォンを渡したらどんな反応をするのだろう。それは、想像の産物でひと昔前の人とは本や情報、資料でしか会えない。生身ということにどれだけの意味が込められているのだろう。

 

今の人とは生身で会える

 

今、生きている人は生身で会える。言葉を交わし情を心に習わす。生身の対話と平面の文字との会話。「出会い」に変わりなく、人とまぐわう。コミニュケーションは一挙手一投足に注目するとぎこちなくなるけど、だからこその感得もあり得る。

 

愛嬌いっぱいにステージへと向かうあの子。お惚けた発言を連発するあの子。特色は違えども、同じ血が通う。

 

仕事帰りにたまたま嫁と時間が合い家に帰る。夜も深まり終電近く、嫁は「家に帰るまでが遠足。帰るまで気を抜いたらいかん」と微笑む。1日の疲れがとれる。言葉を使用した会話には不思議な力が宿る。

 

続けて、自動販売機の前に立ち止まり、120円のオロナミンCを購入。蓋に手を掛けシュッパッと音を鳴らし瓶の底を覗く。不安定に揺れる液体を喉に流し込む。乾いた喉に至福の瞬間が訪れる。

 

電車を乗り継げば、もうすぐ家だ。灯りのない家に帰り、家庭を作る。蝉も鳴き止みひっそりとした道の右端を歩く。弛まずに前進している。鍵穴に鍵を差し込み、ドアを開ける。

嗚呼、今日も生きた。

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「マイルス・デイビスと東山魁夷」 スターと芸術家は思想の伝え方が違う。

マイルス・デイビス東山魁夷さん

 

マイルス・デイビスは偉大なジャズトランペット奏者だ。

三宅洋平さんがあるライブのMCで「マイルス・デイビスを作ったのはマイルス・デイビスだけではない。マイルス・デイビスをやばいと伝えた人たちも含めてだ。」というようなことを言っていた。なんか、このMCがすごく心地いい。スターを紐解くと多くの伝えていった人たちがいる。

 

ここにロマンチックをやたらと感じる。どれだけの思考も伝承の枠組みからは抜け出せない。むしろ、伝承を大切に自らを切り開いていくものだ。その一方で東山魁夷は、スケッチ旅行に独りで旅に出る。自然に魅せられ多くの風景画を残している。芸術は独りで対峙し、スターは外向きと構築する。

 

面白い対比だ。

 

東山魁夷さんは家族の不幸にあったりと大変な人生。何か川端康成さんもそうだけど小説家とか画家には周囲が亡くなったりが多い。だからなにというわけではないけど、何だか芸術に通ずるのかな。

 

そういうのもあってかなかってか、魁夷さんの作品は心温まる。

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日本画などあまり詳しくもないが、魁夷さんの作品から優しさを感じ取ることはできる。どの風景画もやはり優しい。そもそも雄大な自然は人間にとって優しいのか、厳しいのか。厳しいからこそ、優しいということも言えるので、非常に難しいところではありますが(´Д` )

細かいけど、細すぎず。繊細さを知り尽くしたが故の横着。それが、風景画に生きてきている。

 

絵画に対する知識が皆無と言ってはいいですが、視覚を満たす絵画には心動かされる。聴覚を有する音楽とはまた違った趣だ。思想は歌詞やライブにでる。そして、思想は絵に出る。 

むしろ、思想が滲み出した作品が好きだ。思想の滲み出し。

マイルス・デイビス東山魁夷さんも思想が滲み出している。垂れるように溢れるように出ているのか、放出されているのかの違いはあれど、思想的だ。

 

思想は実装として、人生を育む。

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