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独りぼっちのささじぃ。

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。日々、文字を連ね言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。結果、物書きとなる。

奇怪!?銀座に忍者現る!  (日常のなんでもない一場面を小説風味に・・)

軽い小説

友達と銀座で待ち合わせて、パーティーに遊びにいったよ。

とてもかっこいい・かわいい人がたくさんいる中、友達が忍者の格好していたよ。

 

というのを小説風味に・・

 

 銀座と忍者

 

異種と異種がすれ違う銀座。

辺りは明らかな質を漂わせ眩いばかりだ。そんな場所の交差点は格好のシャッターチャンス、「これが日本だよ」そう呟かんばかりに外国人はファインダー越しの世界を堪能している。コーヒーショップ「ドトール」の前で待ち合わせをしている美麗な女性は、スマートフォンを確認するためかよくうつむいている。

 

かくいう私も例に漏れず友人と待ち合わせていた。 

「おざす〜」軽い足取りで友人はやってきた。

一点の曇りもなく今を生きる彼と私は、少しの緊張と意地を保ちながら都会に馴染んでいるビルの中に入り込む。

 

すでに会場は、十分すぎるほどに準備が出来上がっていたようだ。白を基調とした空間に素材以上の効果をもたらす木、典型であろうが、そのコントラストはやはり美しい。

うまく使いこなされたバランスボールのように主張しすぎないシャンデリアが、催事にそっと花を添えるのであろう。

 

・・そう、今日はパーティーの日なのだ。

スーツに身をつつんだ男性、1軍のネックレスと一流のヘアメイクを行った女性。気品が漂う会場には一種の奥ゆかしさがあった。

 

異質!否・・「体で表す常套句」そう言わんばかりに友人が忍者の格好で出てきた。硬質とは言い難い手裏剣を忍ばせ、足の裏と地面の密着度が少ないと思わせるほどに軽い足取りで移動する。

 

「奴は、元来忍者だ」静謐に少し飲まれている僕はそう悟った。

しかし、パーティーはまだ始まってすらいないようだ。

 

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