日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

「蟷螂の斧」

刹那的な虚ろ 移ろいゆくのに、統合された知覚

身分相応な君、歩幅という単語が頭に浮かぶ

 

吐き出すのか 拾うのか 取捨選択

微量な観察が運命を隔てる

 

謙虚さを失うと予測もぶれる

泣き喚いて、机の上にひたすら「嫌」と書き殴っていた

彼の狂気と優しさに今頃になって気づく

 

為すすべもなく 終えていくのか

安住するのか 畏れ多き幻

蜘蛛は大袈裟に比類なきまでに

憧れに憧れて 現実が巣食う

地を這う蟻や身のない肉に 透けている

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