日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

夢を見た

2020/02/04

 

夢を見た。

10年ぐらい会っていない人がでてきた。

「元気?」と連絡しようとしたが、変だからやめた。10年前にどのように戻るのか、肉体を伴って戻ることはできない。記憶を引き出す以外に方法が思いつかない。過去はすでに想像上にしかない」やらなんやらと考えていると、うまく言い表せないような気持ちになった。

 

いつもの虚無とは違い、とても変な感覚。これまでの体験により、自分なりの感覚パターンを知っているつもりだったが、新しい。直感的でありながら、不安である。昼休憩に聞こえてくる他の人の会話の聞こえ方も、すっかり変わってしまった。


もうないと思っていたのに、まだまだあった。その人も10年経ち、変わっている。

それぞれがそれぞれのタイミングで、過去をふと振り返る時にしか会えない。記憶が折り重なった瞬間に。過ごしては忘れて、随分といろんな記憶を作ってきた。ああ、生活の営みか。元気に過ごしているといいな。

 

何か、これは生まれてくる娘に対する、愛情のように思える。

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