限定的な共通言語と解釈するのは飛躍が過ぎるが、ある種の暗号的な役割を持つ。
2019年8月15日
固有名詞は読む者の想像をかき立てる。具体的な人名や地名が、立体感を生む。「偏ったDTM用語辞典」なるサイトを発見した。ちらっと覗いたが、なるほど、これはおもしろい。私はカナインデックスの「あ」のページを開いた。
横文字が並び、専門用語が羅列されている。使用される場の決まった、知らなければ使用せずに過ごすことが可能である。限定的な共通言語と解釈するのは飛躍が過ぎるが、ある種の暗号的な役割を持つ。以下、引用させていただいた。
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アーリーリフレクション
残響音(リバーブ)を構成する音の内、壁に一回だけ反射して聴こえてくる音の事。日本語では「初期反射」と言う。順序としてダイレクトに耳に届く直接音の後、少し遅れてこのアーリーリフレクションがあり、さらに遅れてリバーブの本体が聴こえてくる事になる。
「人工的に作られた物」というような意味の言葉であるが、音声処理の分野で言えば何らかの処理によって付加されてしまった悪い意味での「ノイズ」を指して「アーティファクト」と呼ぶ場合がある。
例えば音声の圧縮処理で圧縮率を上げた場合に発生するノイズなどを指す。
アートリア
フランスのメーカーで、ハードシンセ、ソフトシンセなどを開発する企業。創業は1999年で割合新しい企業である。同じくフランスにある高名な音響音楽研究所である「IRCAM」とも近い関係にあり、共同開発などを行っている。
AR エンベロープ
シンセサイザーで音作りの際に使用されるエンベロープの一種で、一般的に使用されるエンベロープが「ADSR」で表される4つのパラメータを持つのに対し、「A (アタック)」と「R (リリース)」の2つのパラメータしか持たないものを言う。
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URL https://www.g200kg.com/jp/docs/dic/
簡単な言葉で要領を得て説明できる人を尊敬する。
その一方、これらの用語に心踊る自分に気づく。