智慧の記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

聖なる夜、私はサウンドシステムと過ごしていました。

 

瓦から垂れ下がった蔓はだらしなくも、自由を獲得し強風に煽られるばかり。その様子を眺め「柔よく剛を制す」という言葉を頭に思い浮かべております。昨日は日本ではすっかりおなじみの聖なる夜でした。私はサウンドシステムと過ごしていました。

 

労働の火照りもまだ消えぬ頃、地下の電車を乗り継ぎ乃木坂に到着したのです。重低音とやらが非常に恋しくなり、尋ねたのでした。日本語レゲエの開拓者ランキン・タクシー氏のサウンドシステム TAXI HI-FI から流れるデニス・ブラウンの曲。往年の名作に心は踊ります。ハイネケンを持ち、ぎこちなく揺れ、少しばかり酔っていたように思います。

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くるくると回る45回転盤。その働きっぷりに、私の普段の腑抜けた仕事ぶりを反省してしまいます。それは炭酸の抜けたコーラのような・・。次々と湧き出る邪念をおいそれと音楽が追い越していきます。

 

「音楽は生活に余裕があるから楽しめる」twitterで見かけた一節がチクチクと心に刺さりながらも、心は満たされているのです。明日への活力といえば月並みでしょうか。

ロウやらハイやらミドルやら、やはり、その巨大な箱にはロマンを感じずにはいられません。BPMが少し上がり人々が加速していくころ、私は家へと帰るのでした。 この曲を聴きながら。

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