描写、みたものを他のものに例えるのもひとつ。言葉の感覚頼りで、想像で書くのもひとつ。
描写について
見た事実をどう捉えて言葉に落としていくのか、描写というのは、えてして、奥が深いものですね。にしむさんは、造船場で見たクレーンがうなだれている様子を、「造船場のろくろ首」と表現していた。(日曜夜更かし倶楽部の歌詞の一部です。)
その発想力といいますか、シンプルに「おおっ」と感嘆しました。描写、みたものを他のものに例えるのもひとつ。言葉の感覚頼りで、想像で書くのもひとつ。
あと、書き手の感覚と受け手の感覚は違うのに、うまく繋がっている、というのは創作物のだいご味といいますか、面白い点だと考えます。
今、太陽に照らされながら、どん兵衛を食べてちょっと汗をかいています。
描写!!・・・
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後方には太陽があり、セーターを着ている私の背中を照らしている。振り返ると、予想と寸分違わずまぶしくある。隣のビルが煌々と照らされ、立派に屹立しているようにみえる。食事を取ろうと、ズズッと音を立て買ってきた麺をすする。寒々とした冬の中、少し汗がにじむ。
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同じことを語っているのに、立場によって、結論が正反対にあること。そんなお話を最近聞いて、切なくなったり、どうすればいいのか、頭がフリーズしたり。
ひたすら構造を説明するのか、感情に浸り信じることを先行させるのか、みんなにんげんでしんけんなばかり。思いを馳せるべき対象は一体何なのだろうか。とにもかくにも、ひたむきに。