秤
気持ちよくなるほど労働に従事する。その間に何羽の烏が上空を飛ぶのか、その間にも土地に根付く風習は民を守る。その境界線に苛み、今に訴える。そうやって生きていくはずだ。言葉は像をただなぞっただけであるがため、生命が脆いものと知らない君の言葉は批評にすら届かない。判断をくだすとは、自らの感情より周囲を巻き込んでいるのだから、できるだけ警戒し、尊敬の念を抱くのが良い。
天秤を侮っているものは何も謀れずに、ただ乾きを積み重ねて浪費する。「知る」ことにより脈を打つことを忘れた人々。全体として捉え洗脳という文脈に落とし込むのか。規則的に訪れる喜びを享受し人生を謳歌する者と罵倒するのか。また、そのどちらでもないのか。「あなたは愛する人と話すことさえも禁止していないですか」言動は巨大な大木となり命を奪いにくる。「刃をなぜ研ぎ澄ますのですか」防衛か暴挙か、違いをいってしまうと個性が出てしまう。どうやって集約させる気なのか。
世界に憤慨しているあなたとわたしは、きみをみているばかり。