日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

小さな容器3本に血を入れるらしい。

2020/06/18

 

メディカルクリニック、健康診断へ。

無数の思惑が交差する渋谷、埼京線からハチ公口までの道が開通していた。改札までの歩行に15分の時間を捧げていたので、これは嬉々。
この短縮により時間が少し余ったので、ディスクユニオンへ。慣れた手さばきでレコードを確認する動作、ジャケットを見る目。店内にいるそんな人の様子を眺めているだけで安心。

 
ブラックミュージック系に多い、なんとも形容しがたい顔、おどけているのか、真面目なのか、半々なのか、どうとも言えない。確実にこちらのハートを射抜くその表情、ジャケット買いへのお導き。

 
7-8枚ほど購入した。toure kundaというセネガルのアーティストだったか、ドツボもドツボだった。そして、メディカルクリニックへ。注射だ。血管に針を刺される。実際の痛みより、"針を刺されて血を抜く"という事実に戦慄が走る。


胸に研修中のマークをつけた若々しく明るい女性に案内されていて、案内係と思い込んでいたらそのまま注射を担当。締め付けるバンドも弱く感じて、一抹の不安がよぎった。血を抜いた。小さな容器3本に血を入れるらしい。刺している時間が長い。

 
「こんなにも採るんですね」

「意外とスプーン大さじ一杯ぐらいですよ」

 
どんなスプーンを用意してんねんと少し思ったけど、これは少ないのかと、へぇとか気の抜けた返事をしていた。

 

夜は伊藤さんと少しお話し。撮影の打ち合わせやら。いろいろと面白くなりそう。

その後は六月の季語を調べていた。あやめ、花菖蒲、カキツバタ

季語をきっかけに、季節を感じられるものを調べられて良いきっかけ。丁寧に一つ一つ調べてみることは、意外にも一種の治療なのではと。人格形成にも影響がありかも。

 

写真は鬼さんの小名浜のレコード。

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