日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

注連縄

注連縄

 

いつからそこに ぞんざいに扱われた境界

あなたとわたしを分け隔てるもの 例えば明と暗

関係を築き浮き彫りにする 躁に踊らされ鬱に苛まれ

首の長い麒麟は 葉を悠々と食べる

  

その領域に手を伸ばし掴もうとする 曲線の言語化

遠くからの叫び声のように 柔らかい心に触れる

円柱の周囲をいくら回れど 再帰的であり同じ夢の中

明朗で陽気な人々と煙を燻らし 精神の昂りを感じた

 

暮らしは余計に時計を重んじ 知らぬ扉をこじ開ける

心の根は唄になり  境目はやがて溶けてなくなる

f:id:sasaworks1990:20190327000846j:plain