みえる電話・パラスポーツにみる性質を活かす行為
発想
「みえる電話」というものをたまたまみかけました。相手が話せば、画面に話した文字が出てくる。つまり、耳が聞こえない方でも電話ができるというサービス。「音声を文字に起こせること」により実現しているが、技術が役に立つ、そのまさに一つの例で、このニュースを見てすっかり関心していた。
さらに、健常者がパラスポーツを体験するという記事をみかけた。これはスポーツとしてもとても魅力があると思う。視覚か聴覚か、どの部分をふさぐのかはわからないが、一時的にであれ、普段の感覚が通用しない瞬間を体験するとはこの上なく貴重だと。
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使える感覚がある限り、人間は使用する。また、「ある・存在する」は永続的で、生涯を通じ保証されていると思い込む。思い込むこと自体は何も悪いことではなく、ある種の思い込みがなければ、継続もできない。
性質そのものではなく、その性質を活かす行為がまさに"知恵"である。より多くの人を救いたければ、逆転の発想を持つことは前提条件ではないかと。使命などと大それたことでもなく。当たり前を当たり前と感じる心があれば、逆転の発想は生まれ繋がっていく。線は未だ見えずともその先で交わっている。