日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

プラナリア

プラナリア

 

乱雑に投げつけられた幻想に縋り
我が身と周囲を構築していく
積み上げられたブロックは
微動だにせずその場にある

  
いつからか錆びつき サナダムシの悔恨
幻となる今現在の風景

 

荒唐無稽な扁形の言葉
幻想を信仰へと変貌させる
獲物を捕らえる豹の如き

 

六月の雨や七月の晴れ
月の満ち欠けに愛をもちかけ
古びた青味の時計じかけ

 

光が巡り 原体験は浮かぶ
心象は挽き続け鎮まり淵まで


収まりゆく趣き
辿り着く仄かにかおり
先見の明に満ちて
心は奥床しく隣に

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