日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

心の琴線に触れる、それぞれ美しいもの。

  

1.バイオリン、チェロ、コントラバス、弓で弦を擦る楽器たち。いわゆる擦弦楽器は、懊悩とした感性を引き出す。気を緩めていると涙が頬を伝う。

 

2.暗くなった街、あたりに人気がなく、静謐である。その中に暖色の光。平凡で穏やかな時間が流れる、最も普通の家を照らす。

 

3.圧倒的な数が等間隔に配置されている、あらゆるものにおいて。椅子でも、車でも、人でも、模様でも、一糸乱れずに、協調と無個性は別問題と言わんばかりに。

 

4.他の心と触れ合い、底から笑い、その時間に飽きてきたころ。互いを推し量り尊重する。たまの傷も誇らしく思える。

 

5.立派な緑色の葉の残像、いつまでもそこに居残り、脳裏に。粗を探すまいと踏ん張る分析家。幻想かもしれない美徳に生かされている。

 

心の琴線に触れる、それぞれ美しいもの。

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