存在、立ち位置 「正解がないのなら、選べる基礎を」
基礎向上
衝動、多動、微動だに。動く動かぬ好きずきに。ソイヤソイヤと斜めに走らす。荒くれものと押し並べて、縦横無尽に闊歩する。ダイナミックにリズミカル、ウトウトした瞼もなんのその。雨よフレフレ、婆さんよ。
願ったところで、叶わぬ一手。いつもどこかに隠した名誉。注文受けりゃあ職人技。何処のどいつもほくそ笑み、ひたすら廻るよ地球はさ。無駄を研いでは小刻みに。グルーブ掴むのムジノアナ。唱える念仏、お友だち。
リズミカル、重要性、対象物に対してどれくらいの「浮き」を出すか。その濃淡がひとつの個性となる。例えば、音程を箱としたら、箱からはみ出したまま突っ込むのも一興。きっちり、箱に収まり時々中から覗くのもまたしかりと。
一ヶ所で120点を取るのではなく、基本80点出しといて、ここぞという時に満点近く。全体としての空気感の構成。ライブの良し悪しとかもそんなところが大切ではないのかな。ああせい、こうせいでは、味気ないけど構成を絶えず、無意識に身体に馴染ませる。
かぼそさ、傲慢さ、人は何に惹きつけられるのだろうか。正解は感覚を礎とした経験から導きだされるのか。何を選び取るか。取捨選択。個人レベルで考えれば身近なのに。
電車内の働きに行く人々、テレビで放映されている軍事ニュースに国の動向、存在。立ち位置。「今はまだ」の繰り返しはさようならへと近づく。
「正解がないのなら、選べる基礎を」