「こちとら西洋食事物語」久しぶりにチーズフォンヂュを食べました。
こちとら西洋食事物語
Ben Foldsは、ライブパフォーマンスでピアノに椅子を投げつけるという。なかなかどうして。繊細なタッチから猛々しさまで網羅しているのさ。
ぼちぼち東京に来て3年というのは関係なくとも、嫁と西洋風の食事に向かった。最初はもんじゃ焼きか寿司、それにビールでグビッと喉に快楽を付与しようと。しかし、目に入ったのはアヒージョまっしぐらな店だった。フランスかイタリア料理か理解せずに洋食へと突入。
店に入ったのも、チーズフォンヂュに惹かれていたからだ。チーズフォンヂュは夕食に出て来たら嬉しい実家のメニューにランクインしている。ちなみに、餃子が最上位。
瑞々しいトマトに、森のようなブロッコリー。さくっとしたさつまいも、それにとろーりとチーズを絡めた極上の一品。
一口食べると、口から頬において小粒の鳥肌が立つほどの美味。
他にもカルパッチョ、マルゲリータピザ、明太子のサラダなどを頼んだ。明らかなメニュー選択ミスに陥っていた。ピザとチーズフォンヂュによるチーズ過剰摂取。そもそも、一つひとつが多量だった。食べることに必死になった二人は、スパークリングを楽しむ余裕もなく、一生懸命食べた。横にいるまだ付き合い立てであろうカップルは生ハムにビールにフレッシュなサラダに、軽妙なトークを絡ませていた。
こちとら、最後のピザ一枚を食べるのに必死だ。配食ミス。ゆっくりつまんで優雅な時間を君と過ごそう。たまには、ロマンチックな夜を過ごそうと思ったのも束の間、「出よか!」「うん!」満場一致で退場。仲のいいこと、こちとら西洋食事物語。