独りぼっちのささじぃ。

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。日々、文字を連ね言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。結果、物書きとなる。

出会いはふとした瞬間♪ 帰り道の交差点で声をかけてくれたね♪ 「いい居酒屋知りませんか?」

出会いとは奇跡だ

 

颯爽と道を歩いていると、前から30歳前後の男女3人が近づいてきた。

1人は背丈が小さくストライプのマフラーに眼鏡をかけていた。コートを着た男性はかなり背が高く、フランクな匂いがぷんぷんしていた。もう1人の化粧ノリが良さそうな綺麗な女性の表情は朗らかだったのが何よりだ。

 

「お兄さん、この辺りでいい店を知りませんか?」眼鏡のお兄さんが軽やかに言葉をかけてきた。駅の近くでそう聞かれて私は困った。そこは中目黒だったが、そこら辺りで店に入ったことはなく質問に答えられない。

 

「知りません」と拒絶をするのは良くないと瞬時に判断した私は「いやぁ〜、駅の前しかうろうろしたことないんですよ」とトンチンカンな答えを返していた。

良くも悪くもこれで駅の前でうろうろしている奴と認識されたわけだ。私は良い方に捉えた。

 

特になんの野暮ったさもない風貌と駅の前でうろうろしている奴、その2つのギャップが可笑しみに繋がりクスッとくるはずだ。心の中でガッツポーズを繰り返していた。また、そこは駅の前で大通りに繋がっていた。ここぞとばかりに僕は「駅の前とこの大通りしか歩いたことないんですよ」と追加した。

 

入り組んだ道に入ったことはなく、大通りしか歩かない男。

これで太っ腹な男を演出できたはずだ。心の中でほくそ笑んだ。

Orangotango

 

 

「お兄さん、大阪の方ですか?」

(キタキタキタキタッ!!)敬語を崩しつつ方言を小出しにしていた効果が現れた。

初対面と地方の話、これはワインとチーズ、枝豆とビール、イチローとバットくらい絶妙な組み合わせだ。盛り上がるであろうこと間違いなし(うひひ)。私は腹踊りをしたい気分に襲われそこからの会話の内容を忘れた。が、結果・・「今度飲みに行こう」と連絡先を交換していた。

 

ひょんなところからの出会い。うむ、面白い。

ものの5分で連絡先交換とは、恐ろしや。東京。

だが、ありがたい、東京。

 

 出会いはふとした瞬間〜♪ 帰り道の交差点で 声をかけてくれたね♪

「いい居酒屋知りませんか?」

 

 し、、、知らねえ(´Д` )!!! 

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