我は戯れ言を多発する動物か。 鬱蒼と花咲かせる一輪の植物か。
当日も懲りずに冬至が到来した。
刺さるような寒さの中、研究に没頭する。
感受による痛みは和らぎ作業に滞りがない。ただ、滑らかさが懊悩を呼び出す。
損得を差し込み、苦心する。
綴った言葉も誰がため。
我は戯れ言を多発する動物か。鬱蒼と花咲かせる一輪の植物か。
時のみが経過するばかり。
馬車馬のごとく、未来を乗せ作業を完了させる。
赤い椅子にちょこっと座り、電子計算機に向かい合う。
怠惰を悪魔と仮定し、習慣を作る。
四時三十分、「只今」と明朗な声を耳にする。
その音は我が家に篝火のごとく享楽をもたらす。
今宵は何を食すか。その対話が家族円満の秘訣か。
苦悩を消失させるから、真の畏敬を受けず。
厚さは錆びを生み伝播を弱める。
得るごとに壊れることを知りえても妙案を授かると信ずる。
所詮、我は楽観の偽造物であると知りながら創造主の源に帰る。
心の在り処を無くせども温かな食事が待つ。
最上の感謝。有難し。