日記

ある日、おじいちゃんに「客観性に収斂せよ」と説かれ、言葉の存在意義を考え始める。言葉の持つ諧謔性・残忍性・恣意性に導かれる。 - 総合芸術家集団「auly mosquito」 代表 http://auly-mosquito.com ・HomePage http://so-sasatani.com

集中力は自身を取り戻す力でもある。まさに可能性。 

瞬間に集中すること。
大げさに食べ物の咀嚼の瞬間であれど。何も思い浮かべず、目の前と向き合う。想像で遠くまでいけども、目の前の一点をもっと見る。木を見て森を見ず、遠くのものをみ過ぎて今、現在を忘れている。毎日の繰り返しは思い込みに司られているだけである。

 

今ぐらい、他のことを気にしなくてもいい。
集中できることを探すのではなく、忘我をあえて生じさせる。

その行為は不自然なれど、気分が優れない癖は矯正できる・・、少し観測的希望。反応に癖があるように、思考にも凝りがあるのではないか。一点の曇りもないほどの。情報を受動的にひたすら浴びて、しまいには自身が大切にしていることが霞んだりする。

 

集中力は自身を取り戻す力でもある。まさに可能性。 

 

今日は246さんのイベント、カールモールへ。ぶれすぎたから、逆に生かして。

イベントうまいこといっていたから、こっちまで嬉しい。 

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言葉を知り、美しいと感じられれば大丈夫。

肉体が衰えていくように、感受性なるものは20半ばがピークなのではなかろうか。30代を進んでいく時、そこに知性やある種の専門性がなければ変化を起こせず、同じところをぐるりと回っているだけのような。”教養”というのか、どういう言い方が正しいのかは不明です。

 

口で話すことと文字に起こすことはどちらも言葉を使用するが、性質に明らかな隔たりがある。そもそも受け取る手段が違う。口で話されたら耳で聴く。文字で書かれていたら目で読む。聴く行為の方が読む行為より、直感的であり瞬発的であるかと。脳にどういった影響を及ぼすのだろうか。

 

言葉を綴れど、どこか虚しい時がある。なぜか。綴る行為は浄化的な働きをしていたはずが。どういうイメージをもたせるのかが定まっていないからなのか。言葉を知り、美しいと感じられれば大丈夫か。

何であれ、調べていると、心躍る瞬間がある。それも出会いかと。

四字熟語をちょいと調べてみた。

 

かしん-れいげつ【嘉辰令月】


めでたい月日のこと。よい日とよい月の意。

▽「嘉」も「令」も、よい意。「辰」は日のこと。
句例:嘉辰令月を選んで結納を交わす

 

たいぜん-じじゃく【泰然自若】
落ち着いていてどんなことにも動じないさま。

▽「泰然」は落ち着いて物事に動じないさま。「自若」は何に対してもあわてず、驚かず、落ち着いているさま。
句例:いつでも泰然自若としている用例あなたったら、あんまり愕おどろかない性質たちね。泰然自若たるものね<三島由紀夫・愛の渇き>

 

けいちょう-ふはく【軽佻浮薄】
考えや行動などが軽はずみで、浮ついているさま。

▽「軽佻」は落ち着きがなく、よく考えないで言動するさま。「浮薄」は浮ついて軽々しいさま。信念がなく他に動かされやすいさま。「佻」は「窕」とも書く。
句例:軽佻浮薄な振る舞い用例昭和維新の目的は、すべての軽佻浮薄の根元を叩きつぶすことにあるのだ。<井上光晴・心優しき謀反者たち>

 

 

最後に、カメラロールに入っていた写真。

(多分、渋谷ツタヤの7階)

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(忘れたけど歩いた道)

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『カフェの一幕』

下北沢のとあるカフェに立ち寄った。壁の本棚にはピカソ大全集があり、店内には粋なジャズが流れる。軽妙に話す若者にじっと本を読み思い耽る女性。

 

照明に布を被せ、薄い橙色に店内は包まれている。少し古びたエプロンを身につけて食器を洗う店員、辺りに配慮をしながら。彼女の目は少し窪んでおり、頬はふっくらとしている。それでいて身体の線が細く、造型物のような、妙なバランスを保っている。

 

「ここに金額を書き込むのよ」と左手にペンを取り、アルバイトの青年に話しかける。
青年は返事をせずに、こくりとうなづく。お皿を慎重に片付ける彼女の様子は、ふくらはぎにスッと止まった蚊を優しく追い払う瞬間に似ている。

 

彼女自身が店内のレトロな雰囲気と調和しているためか、赤い座布団の上に座った猫は眠っている。温かいコーヒーを飲んだ私は、水の入ったグラスに手を掛けた。ひんやりとした冷たさを感じた。

 

「ごちそうさまでした」と自然に言葉が浮かび心が弾んだ。

とげとげしさのない心地の良いお店を後にした。

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